INFJ型

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このブログで過去に存在していた「MBTI性格タイプ論の視点から世界を覗こう」というサイトのログでINFPの部分を残していますが、やはり一部の方から他のタイプの開設のご要望があり、掲載します。本サイトが復活しましたら削除しますので、それまでの間暫定的にログしておきます。

※内向的直観などの要素の解説については、INFP型の解説で説明していますのでご参照ください。
INFP型について

心理機能要素の構成から分かる! INFJ型の性格特徴説明

優勢 内向的直観 Ni
補助 外向的感情 Fe
代替 内向的思考 Ti
劣勢 外向的感覚 Se

控えめで、礼儀正しく、謙虚で理知的な性格です。 内面において、度々、確信を伴ったひらめきが沸き起こり、深い洞察に至ります。 物事の関連性や傾向を捉えることができ、現実世界に広く当てはまる概念を思いつきます。

人々と交流を持ったり、自然や街の様子を観察したりしながら、 自分の体験したことを冷静に考察し、普遍的で一般的な理解に達します。 直観における確信の理由は必ずしも言葉で説明できるものではありませんが、符合するものが多く、 大抵の場合、それは信用に値するものだと思われます。

INFJが興味を持つのは、 人間の心、感情、意識、人間関係、文学、自然、社会、政治、哲学、科学、技術、芸術、 そして、この世界の存在の根本に関わる抽象的な問題などです。 部分の相互の関係において巧妙で均整が取れており、全体で一つの意味を持つ系に美を見出します。

ちょっとした観察や経験からも、 普遍的なイメージや概念、 世の中で起こっていること、そして、その結果起こることについて、想像が及びます。

まずはじめに、大まかな全体像を直観によって俯瞰し、徐々に一貫した推論を行い綿密な理解ができるように注意を向けます。 本当に興味を抱いたことに集中して、考察に時間を費やし、アイデアを洗練させてゆきます。

自分のアイデアが不完全であると思われるうちは、なかなか他人に伝えようとはしません。 一人で内面のひらめきに意識を委ね、熟考する時間を長いこと必要とします。 そんなときは、騒々しい環境からの刺激や余計なおしゃべりを避け、一人落ち着いた場所に行きます。

繰り返し沸き起こるひらめきは、やがて一つの中核となるイメージに収斂し、 次に何をするべきか具体的な方針を定めるに至ります。 その方針に納得すると、アイデアを実現させたいと強く望むようになります。

一旦、このような過程が終わると、人と積極的に交流をはかり、自分の意見を伝えようとします。 結論が正しいのかどうか、応用可能かどうか、 他者の反応を伺い、意見を聞いたりするのは大切なことです。

熟考の末の確信は強く、ビジョンを実現する過程では、極度なまでの完璧主義になることがあります。 ちょっとした欠陥や矛盾、不釣り合いなところがあれば、全てが台無しになってしまうと考えるかもしれません。 実際に、実行するための地道な過程はあまり楽しむことができませんが、 できる限り努力をし、神経をすり減らしながらも、一貫してイメージ通りに完遂させることを望みます。

ときに、親身になって、困っている人の話に耳を傾けます。 他人のことを恐ろしいまでに鋭く読み取る能力を発揮します。 性格や人間関係の悩みに対してきっぱりとした意見を持ち、問題解決に向けてきちんと答えることができます。

しかし、自分自身のことについては、なかなか分からないことが多いようです。 心の問題が生じると、他の人に聞いてもらうことで解きほぐしてゆきます。 他の人の考え方、ものの捉え方には興味があります。 人とのふれあいは、自分の気持ちを整理し価値観を形成したり、人間関係を理解する上で大切なことです。

自分の核心的なところは本当に親しい人に対してだけ開示します。 長年つきあいのある人でも、見ることのなかった一面に気がついて、びっくりさせられることがあります。 それゆえに、分かりづらいと思われることがあります。

それでも、親切で、心優しく、人前で適切に振る舞い、 相手のことを思い遣ることができるので、あまり誤解を受けることはないようです。 個性的であり、風変わりでありながらも、大抵の場合、しっくりと社会に溶け込むことができます。

感情表現豊かで、観察眼があり、適切にコミュニケーションを取ることができます。 ときどき、表情や言葉が大げさに見えることもあるくらいです。 優雅に振る舞い、感謝の気持を忘れません。 会話においては、ジョークを言ったり、比喩を用いて的を射たことを言ったりして、人を楽しませます。 視覚に訴える比喩が多いようです。

建設的な人間関係を築きたいと願っており、自己中心的にならないように心がけます。 人のことを気遣い、必要であれば自分の都合を手放すか後回しにすることができます。

素直なので、他者の悪意や嘘をすぐには見破れないことがあります。 それでも、注意深い観察と、鋭い洞察力で、他人の欺瞞や利己的な本心に気がつきます。 善意が踏みにじられていると感じると、静かに身を引き関わらないようにするでしょう。 しかし、自分以外の人たちにも、迷惑が及ぶことが予想されるならば、なんとか知恵を絞ってやめさせようとします。 できる限り、平和的で紳士的に振る舞いますが、表立って嫌悪感を見せ、怒りを表現することもあります。

人間集団の総意を捉えたり、大衆の感情を受け止める共感能力があります。 人々が抑圧された環境に置かれ、虐げられているのを見ると、心痛を感じます。 他人に対する迷惑行為や、搾取行為、不正に対しては厳しく糾弾しようとします。 人々に対して、何が正しいか、どうあるべきか問いかけ、自分の考えを訴えかけ続けます。 そして、改善のために協力して行動するように促します。

チャンスに対しては大胆で、政治的な配慮も行います。 それは自分のヴィジョンを実現するための闘争なのです。

将来に起こりうる危険について警告します。 普段は、あまり目立つことを好みませんが、必要ならば、 人々を導くために人前に立ち、 教え諭し、一人ひとりの意識の変化を促そうとします。 こういったことは、ひらめきが警告していることと他者に対する共感に基づいた行いであり、 個人的な栄誉や権力のためではありません。 確かに、賞賛され、分相応の利益を得ることができれば、嬉しいとは思いますが、それ自体は目的ではありません。

倫理を無視したアイデアが生じることがあります。 ときにそれは、残忍で、ずる賢く、他人を虐げ、搾取するようなことかもしれません。 特に若い頃は、こういった自分の賢さを過信して、 自分の快楽や知的好奇心、または利益のために悪事をはたらくことがあります。 しかし、実際は、 そういった行為が、どれだけ自分を傷つけ、他人を傷つけることになるのかを想像することができます。 素直に反省すると、倫理を無視したアイデアを実行することはなくなるでしょう。 それでも、誰かがどこかで実行しかねない犯罪や、人類がいつか経験しかねない最悪な状況に想像が及びます。 悪夢にうなされることがあります。 こういった想像は、世の中に対する警告や文学作品のモチーフとして表に出ることがあります。 INFJの中には、預言者のようなカリスマ性を備えるものもいます。

人間社会の大きな問題に関心を抱くようになると、普遍的な解決法を見出そうとして理論的に考え始めます。 人間の利己的な面に嫌悪感を感じることがありますが、決して人間の肯定的な面を忘れないようにします。

自分自身の姿を冷静に見つめることができ、残酷な野生の本性と、温かみのある人間性との間で葛藤を感じます。 こういった対立が、あらゆる人間の内面で起こり得ることを認めますが、いつしか後者が勝ち残るものだと信じています。

INFJが理想主義的であると言われるのは、人間の性質や社会の将来のことをお気楽に捉えているからではなく、 普遍的で統一的な枠組みを強く信頼し、それを献身的な努力で実現したいと思うところにあります。

他者に対する献身が人生の価値を決めると考えます。 協力関係を大切にし、人々に献身的に尽くそうとしながらも、 誰もがきちんとした考えを持ち、それを実現してゆく力を持つべきだと思います。 依存した状態に甘んじることなく、できる限り独立することが課題だと思われます。 独立したもの同士の建設的な協力関係が理想的です。 もちろん、幼い者、初心者などは、きちんと教育し、独立まで支援すべきであると考えるでしょう。

分析能力が充分働くようになれば、自然現象や人工システムに対しても、理論的、科学的に理解することができます。 科学の分野で創造性を発揮する者たちがいます。 内向的直観と内向的思考の働きをフルに活用して、多少複雑なことでも楽しむことができ、 また独創的なアイデアや方法を生み出すこともできるかもしれません。

INFJのアイデアは、形而上学的であることが多く、ときどき曖昧な点が残されてしまいます。 ハードな理論や厳密な取り扱いを行わなければならないときは、不利に感じるかもしれません。 科学的に厳密でない点については、NTタイプの指摘を受けて意見交換をしながら仕事をするようになるかもしれません。 アカデミックにおいては、科学よりもリベラル・アートの方に惹きつけられることの方が多いようです。

内面における様々な葛藤、アイデアの実現に向けられた完璧主義、そして、出会う人々の要求に応えたいという姿勢、 こういったことに真摯に取り組もうとするので、INFJの人生は容易なものではありません。 理想的に発達しヴィジョンを実現する前に、大きな挫折を経験する者もいるでしょう。 さらに、なかなか、自分の為だけにエネルギッシュな人生を楽しむことができません。 しかし、その分、この世界に対する深遠なる理解が可能になります。

優勢心理機能である内向的直観は、情報受容の心理機能なので、 意図せずに自然とインスピレーションが沸き起こります。 リラックスして頭を休めている時に活発になることがあります。 そのため、努力というよりは脳の働きという自然現象であるように感じられます。 信仰を持っている人なら、天啓のように思われるかもしれません。 また、補助心理機能である外向的感情は、他者の要求のために自分自身の都合を手放し、 あらゆる人間との一体感を捉えようとします。 これらふたつの心理機能が共同して働き、自分を超えた意識について考えるようになります。 あらゆるものが相互に影響し合い、全体で一つの完全なシステムであると捉えるようになります。 ある意味で自分自身が存在していないかのように思われることさえあるかもしれません。 身体的な感覚や個人的意識を超えた神秘的な意識体験をする者もいます。

<h2>INFJの長所</h2>
・表面的な観察にとらわれず本質を見抜く
・物事の関連性や傾向を捉える
・一喜一憂することなく長い目で見て考える
・可能性を信じて挑戦する
・真剣で真摯
・内省する
・情熱的で強い信念を持つ
・ヴィジョンを明確にし初心を貫く
・倫理観がしっかりとしている
・美的センスや自己表現に優れる
・礼儀正しくその場に相応しい振る舞いをする
・社会性や協調性を大切にする
・他者のことをよく見ており、思い遣りがある
・人間や社会に対して鋭い洞察力が働く
・奉仕する
・完全な理解を求める
・理知的
・不正を見抜き正そうとする
・啓蒙する

こういった長所は、一生の間ずっと、INFJの魅力となることでしょう。 もしあなたがINFJならば、決して自分に反することなく、これらの善い点を手放すことのないようにしましょう。

アキレスのかかと 外向的感覚にご注意下さい

目に見えて明らかなことにばかりとらわれることなく、 背後で働いている力や物事の関連性、傾向などを 捉えようとします。 しかし、その分、周囲の環境を幅広くありのままに捉えきれないことがあり、 視野が狭くなっていることがあります。

環境の変化に対して機敏に反応するためには、意識を集中させる必要があり、 相当のエネルギーを費やすことになるでしょう。 行動することの価値を過小評価したり過大評価したりします。 瞬間瞬間に没頭し、地道な行動と試行錯誤で臨機応変に 現状を乗り越えてゆくことは苦手かもしれません。

そのため、頭は良いが怠け者であると受け取られることがあります。

現実をありのままに観察する時間が短くなると、 そこから得られる洞察が非現実的になることがあります。

あまりにも長期的に物事を見過ぎると、 今現在をリラックスして楽しむことができなくなります。 そのため、世界が与えてくれている楽しみや、 偶然に起こるように見える不思議な力の恩恵を受ける機会を逃すことになります。 さらには、人生そのものをフルに楽しむことが難しくなります。

充分に観察することなく生じたひらめきは必ずしも現実に当てはまるものではありません。 そういったヴィジョンに基づいて完璧主義的に実現を目指そうとすると、 多様性や動的な世界の特徴を無視した 理論やシステムを構築することに時間とエネルギーを費やすことになってしまいます。

これらはすべて、第四の心理機能である 外向的感覚(Se) が「アキレスのかかと」になっていることが原因です。 しかし、第一の心理機能である 内向的直観(Ni) の働きを長所をとして発揮するためには幾分仕方のないことです。 外向的感覚(Se) を意識的に鍛えれば解決するなどという簡単なことではありません。 しかし、 外向的感覚(Se) を抑圧していることが欠点となって、せっかくのアイデアが現実のものにならず、 すべてが瓦解することのないように、気に留めておくことは大切です。

核心をついていると思われるアイデアが浮かんできたときは、 地に足を付けて考え、具体性や厳密性、そして現実味を追求する必要があります。

人の反応や意見を伺い、アイデアの妥当性を吟味し、必要ならば修正してより良いものにしてゆきましょう。

アイデアの完成像を明確に抱き初心を失わなければ、後は必要な段階を億劫がることなく瞬間瞬間に没頭するだけです。

物事の共通性や統一性ばかりに目を向けるのではなく、 そこから派生している多様性をありのままに受け入れることで、 偏屈な判断を他者や自分に課してしまうことがなくなるでしょう。

そして、世界全体の調和のために個我の自由を否定するという、 反現世的な思想に傾倒してしまわないようにしましょう。

外向的感情(Fe)と内向的思考(Ti)の葛藤、折衷、そして統合

INFJの青年期における課題は、 第二の心理機能である 外向的感情(Fe) と第三の心理機能である 内向的思考(Ti) のバランスを取ることにあります。

他者との結び付きや協力関係を大切にするか、 それとも、物事を雰囲気に流されることなく客観的に見つめ、 効率性や理論的一貫性を追求するか。 その間で葛藤が生じます。

これら二つの心理機能のどちらが優位に働くのか、 それは時と場合によって違ってきます。 はじめから、両方共、うまく統合させて働かすことはできません。 その場その場で、うまく使い分けることになります。

概ね外向的感情の方がよく働きますが、 一人でいるときや内省的なときは、 内向的思考の方がよく働くことになるでしょう。

どちらか一方の働きが強くなりすぎて、その良くない面が影響してしまうことがあります。 実際は、この二つの心理機能はバランスを保って共同して働かせることで、統一した認識に至ります。

外向的感情の働きによって、人間どうしの結び付きを強く感じ、絆を大切にしようとします。 個人に対しても人間社会一般に対しても洞察が働き、周囲の人たちの調和と安寧を求めます。

人々が困窮した状態にあったり、 抑圧された状況にあったりしたら、 なんとかしなければならないと思うでしょう。

INFJは人間関係における責任感と思い遣りが強く、社会に対しては奉仕の精神を持って行動します。 物質的な欲求よりも、人々との信頼関係を深め精神的な喜びを求めようとします。

しかし、絆や協力関係を大切にする思いが強すぎると、 悪い人間関係を断ち切ることができなかったり、 過度に責任を負うことになって損をしてしまうこともあるようです。 さらには、自分を守ることを忘れ自己犠牲的になってしまうことがあります。

INFJ自身はある程度はそれでも良いと思うかもしれません。 しかし、自分自身が困窮した状態に陥ることがあれば、 誰でもそこから抜け出すために自分を第一に考えなけれなならなくなることでしょう。

平常時における人間関係では、ただ受け取るだけであったり、 ただ与えるだけであるような一方的な関係は 好ましくないことに気がつくでしょう。

なので、進んでボランティアをしようとする人たちに対しても、 過度な自己犠牲は求めるべきではないと考えます。 人間の性質上、それは長続きしないことを見抜くからです。 一人一人の経済的、物質的援助が必要であり、休息が与えられるべきであると考えるでしょう。

このように、INFJの関心は人間や人間関係に向けられますが、 どのようにして不和や対立を解消し平和を保つべきか、 ということに対しては冷静で理論的に考えます。

ときに政治的に、ときに技術的に問題を解決しようとするでしょう。

普遍的な影響力を求め、理論的に考えるという特徴があるため、科学や技術へ目が向けられます。 確かに、思考によって、 それを用いる者の利益や効率の良さばかりを追求することもでき、 人間的な要素を排除してしまうことになりかねません。 しかし、思考の産物である科学の知識やそれを基にした技術の価値を認め感心することでしょう。 中には、社会への貢献を目指して、科学技術、医学などの研究開発に従事する者も多くいます。

INFJの人間関係について

外向的感情タイプだけあって、 謙虚で、他者への思いやりを示し、 その場に相応しい振る舞いをするので、見るものは快く感じることでしょう。

落ち着いていて何処か大人びたところがありますが、 感情表現は豊かなので、何を感じているのか分かりやすいでしょう。

友人や家族と一緒に過ごす時間は楽しいものです。 知的な議論を楽しむこともしますが、 野外や街へでかけていつもと違う体験をし、リフレッシュすることもよいでしょう。 地味に語り合いながら散歩というのも良いかもしれません。

会話は知的であればあるほど刺激が多いでしょう。 しかし、そうでない場合でもレベルを合わせて相手のことをよく知ろうとします。

共感能力が高く、他者のことをよく理解するため自然と カウンセラーやアドバイザーの役を引き受けることがあります。

一方でプライベートの時間を必要とし、 一つのことを深く継続して考えることがあります。 深い部分は本当に親しい人以外は見せないままでいることがあります。

強い確信や厳しい判断を心の内に抱いているとしても、 それは本当に必要なときにしか表に出ません。 時折、礼儀や規範を無視する者や頼りないリーダーに対しては 厳しい態度を取ることがあります。

感が鋭いのは良いのですが、それが全て現実であるとは限りません。 人間関係に対して過敏になると、あることないこと考えてひとり 疑い深くなることがあります。

特に若いときは、他者の意見に一喜一憂するかもしれません。 そして、批判に対しては傷つきやすく、心ない言葉に疲れを感じてしまうでしょう。

このタイプを理解するには、強い共感能力と人間関係への洞察力 を認め評価する必要があります。

ときどき自分が何を感じているのか分からなくなることがあるので、 親身になって話しを聞いてくれる人を必要とします。

どちらかというと、他者のことを優先し損をしてしまうことが多いようです。 良き友人はその点を察し、注意を促すか支えてあげると良いでしょう。

INFJの恋愛について

精神的な結び付きを求めます。

一方で、セクシーな肉体美に魅了されます。

しかし、人間関係を真剣に受け止めており、 落ち着き払っていることもあって、 自然と恋愛関係になることは少ないでしょう。

とりあえず試しに、とか、 思い切って試しに、などといったことは普段はなかなしません。 恋愛においてそれをすることは本当に勇気のいることです。

しかし、一目惚れすることも多々あり、 熱病に取りつかれたかのように情熱的になります。 はじめは一人妄想の世界から抜け出せないかもしれませんが、 それも苦しくなって、さりげなくも積極的に気持ちを伝えようとするかもしれません。

一方で、衝動的で享楽的な関係に身を委ねることもあります。 これは、男性の方が多いのかもしれません。

幸いにも精神的に強い結び付きを感じることのできる相手を 見つけることができれば、その絆をとても大切にします。

謙虚さと思いやり、 そして芸術や洒落た嗜好は 恋愛を育むことにも一役買います。

共に、おしゃれなレストランや賑やかな場所に行ったり、 美しい自然に触れたりして、体験を共有することで関係を深めてゆきます。

結婚すると、家族の絆をかけがえのないものとして大切にします。 一方で、抱くイメージと現実のギャップに寛容になれず、 思いを内に閉じ込めてしまったままにして、不満がたまることも多いようです。

他者に対する洞察が疑念に変わりやすいせいか、それとも 内なる美的イメージや思い描く理想が強すぎるせいか、 INFJは、IFNPと並んで 結婚に対する満足度が低いのだそうです。

これは、広く見回してつきあうことをしないので、本当に波長の合う相手を 見つけ出すことのできるチャンスが少なくなることにも要因があるのだとも考えられます。

双対関係 にあるESTJや、 活発化する関係 にあるISTP、 そして鏡像関係 にあるENFP は少なからずいるはずなので参考までにどうぞ。 正確に述べると、ISTPの男性はよくいるようですが、女性は少ないです。

INFJの趣味

文学、美術、音楽、映画、演劇、オペラ、その他の芸術については、幅広く関心を寄せます。 そこに、人々の深い感性表現を読み取って感動します。

内面に沸き起こるインスピレーションと美的感性を表現するために、 ひとり芸術的な創作活動に専念することがあります。 抽象的な表現になることもあれば、 現実の世界を細かく捉えた写実的なものになることもあります。

建築や都市計画など、 効率と美を追求したシステムに対して興味を抱くこともあります。

自然物の造形美にも魅力を感じます。 とにかく、興味を持ったものに対しては細部まで念入りに観察するでしょう。 部分と全体の調和が取れた統一的なシステムの巧妙さに感心させられます。

人間や人間社会に対する考察を文学によって表現することがあります。 ときに、長編になることも多々あるようです。

宗教や哲学的な問いを抱いて真剣に考えることがあります。 真善美を追求し、この世界における根本について深く思索を続け、書き表そうとします。 紙面上の自己表現は、実現のひとつの手段として手頃であり、大抵の場合、すぐに上達し熟練します。

詩や歌、音楽などで、人の持ちうる様々な感情を表現する者もいます。 俳優となり演じることに魅力を感じるかもしれません。

多くの本を読み、知識を吸収しようとします。 物語も楽しみますが、 どちらかというと、ノンフィクションやジャーナリズムなどに惹かれます。 ミステリー小説も良いでしょう。 少々、複雑で考えさせられることの方が読み応えを感じることができます。

おしゃれはシンプルで慎ましくしながらも、気を使います。 それは、他人に不快感を与えないためにも大切であると考えます。 自信がある者は、さりげなく身体美をアピールをするかもしれません。

町を散策したり、レストランなどで優雅な一時を楽しむことがあります。 映画や舞台演劇を見ることも楽しみの一つになるでしょう。

鋭い直観と一貫した理解能力を活かして、 数学、物理、哲学、社会科学などに興味を持ち、詳しくなる者たちがいます。。

ある程度の年齢に達すると、 スポーツ観戦や自動車、飛行機などに興味を抱くこともあります。 競馬、競輪、競艇、などスピード感のあることに惹かれるようになります。

大抵のINFJは、きらびやかで刺激的な生活の楽しさを否定することはないでしょう。 歳を取るにつれて、物質的な快楽を伴った甘美な趣味までも受け入れてゆくようになります。 但し、そういったことが人生の主たる目的になることはあまりないようです。 このような現実的な楽しみを完全に控え、禁欲的に過ごす者もいます。

INFJのされると嫌なこと

自分のこだわりや利益を優先し、周囲の人間に対して礼儀や思いやりがなく、 方針を吟味することなく行動しようとする人間に対しては困惑させらせます。

充分に考える時間を与えられないと不満を感じるでしょう。

ストレス反応

物事を幅広くありのままに捉え、 俊敏に反応しなければならないときには、 相当のエネルギーを必要とし、疲れを感じるでしょう。

非現実的で偏狭なアイデアを確実だと信じ込みます。

他者に判断を押し付け、自分の考えに従うように操作しようとします。 他者に対して、批判的になり、目的のために煽動しようとします。

ひとり閉じこもって あることないこと考え、不安を増幅させます。

どこか冷淡な感じを与え、ひとり引きこもってしまいます。

人間関係に依存的になります。

環境からのちょっとした刺激に対しても過敏になり、気になり続けます。

人間関係に理想的に捉えすぎます。

潔癖になります。

衝動的な快楽に極端なまでに身を委ねたり、暴力や破壊を好んだりします。 逆に極端なまでに禁欲的になり、自分の身体を傷めつけることがあります。

ストレスへの対処法

人に話しを聞いてもらうのが良いでしょう。 カウンセラーと話して気持ちを整理してゆく方もいるようです。

人々と積極的に交流したり、人々のことを見聞きし調べて、 彼らの良さを発見し感銘を受けると良いです。

外に出て様々な刺激を受け、自由に行動することを許しましょう。 そして、たまには難しいことを忘れて一度しかない自分の人生を楽しみましょう。

 

INFJのリーダーシップ

明確なビジョンを持ち、組織における人間に対して明確な判断を行うので、 かなり威厳を持った上司になることがあります。

現実的な目標達成のために、尽力します。 一方で、意味を語り、理念を掲げます。

問題が生じれば、人々の感情に訴えることもすれば、理論的もしくは技術的に解決しようともします。

普遍的なことを追求するところがあります。 長期的な計画を実行してゆこうとします。 そのためには協力関係が大切で、ビジョンを共有してもらうために積極的に他者に働きかけます。 適材適所で皆に責務を全うするように期待するでしょう。

他者の性質をよく心得ており、目標達成のために 政治的手腕を発揮することもあります。

必要ならば意見を臆することなく伝えるでしょう。

理想や信念、ビジョンが強い時は、執拗なまでに規律を重んじ、過ちを繰り返すことには耐えられません。 しかし、相手のやむを得ない事情を知ると、情深く斟酌し、人を許すことができます。

組織の構成員たちには、それぞれの役割を規律をもってして全うしてもらいたいと考えます。 甘えることなく、困難に打ち勝つ気概を持って望み、最終的には勝利を獲得するように訴えかけます。

思い至ったことがあれば自分の利益や都合を後回しにして献身的に働きます。 そして、他者を勇気づけ、後に続くように期待します。

 

INFJ Ni-Ti ループ

INFJは、16タイプの中で最も複雑で神秘的である。

INFJは、情熱的でありながらも冷静であり、空想的でありながらも現実的である。

INFJの意識は、この世界のあらゆる存在を見ては、分析と統合を繰り返す。

INFJの主観的な世界観は成長とともに洗練され、あるがままの宇宙と一致してゆくのである。

INFJは、他者との絆をもとめ、自然と人々との一体感を感じることができる。 相手が一人であれ、大勢であれ、その雰囲気を肌で感じる。その雰囲気を心で感じる。

それゆえに、恐ろしいまでの推理能力や読心術を身につける者も少なくない。 それは、他の人は見逃してしまうような微かなサインから気がつくことである。

気がつかなくて良いことまで気がついて、気が滅入ってしまうこともあるだろう。

それは、あまりにも現実を超越し卓越した直観能力であるために、 それを理解できない大多数の人々からは、極端に敏感で精神的、霊的であると責められることがある。

INFJの認識は、思考-感情、全体-細部の認識においてバランスの取れたものとなり、 そして、一見すると相反する特徴を持ったものの自然なる統合が起こり続けるのである。

それゆえに、不可思議に思われる統一的な意識がひたすらに成長してゆくのである。 それは、この世のものとは思えない、至上の意識とつながっている。

INFJの主観的な世界観は、成長とともに、あるがままの宇宙と一致すると書いたが、 それと同時に、現れるべき世界をも見て取るのである。

INFJは、個性的でありながら普遍的な、深遠なる内なる世界を感性に訴える形で表現する。

自分の思いは、人々の思いと重なるだろう。 その人々は、身近な人から世界中の人々まで、 いやもっと言えば全宇宙の人々の中にもあるものなのかも知れない。

しかし、INFJの多くの人々は、自分が何者なのか未だ気がついていない者が多い。 そして、もったいないことに、その他大勢の人たちと同じように生き、死んでいってしまう。

INFJ 諸君!

数多の人生を繰り返し老成した、選ばれし魂たちよ!!

目を覚ませ!!!

俗世間の卑しい価値観に染まることなく、ひたすらに真実を追求せよ!!!!

自己を表現せよ!!!!!

貴方自身の人生で、内なる理想を表現せよ!!!!!!

そうすることによって、暗い道を照らし人々を導け!!!!!!!

大勢の人々は、本当は何処から来て何処へゆくべきか知らず、 飼い慣らされて安心するか、右も左も分からず右往左往するのみである。 INFJよ、自ら精神の進化を促し、人々を導くのだ。

他のタイプには悪いが、 INFJのバランスの取れた意識とポテンシャルをいくら強調してもしたりないぐらいである。 INFJは、大きな影響力を持ち得る。 それはいかなる手段によってか? 芸術家としてか、作家としてか、カウンセラーとしてか、 ソーシャルワーカーとしてか、ジャーナリストとしてか、 俳優としてか、政治家としてか、哲学者としてか、 社会活動家としてか、建築家としてか、科学者としてか。

はたまた、現代に蘇りしシャーマンとしてか !?

選ばれし魂 INFJ と言える理由は多くある。 まず、このように全体的なバランスが取れており、 無意識の働きをある程度意識できる。 人類総体の無意識を覗き込めるチャンスが豊富なのは、 INFJにおいて他にはない。

ENTJが現実社会における百獣の王たりえるというならば、 INFJは、精神世界の深淵を覗き込み、道を照らす、人類のカウンセラーとなりえるだろう。

控えめで謙虚なINFJのことだから、そんなことを言われても、「いえいえ、そんな、めっそうもない、私はただのヘタレですよ。」 と答えるかもしれない。しかし、INFJ諸君!!!!!!!! 自信を持って欲しい。

本来、そんな能力を持ちうるINFJであるが、 現社会では適切な教育が為されていないために、 INFJの精神や能力を伸ばし発揮する場が与えられず、 宝の持ち腐れになってしまう場合がほとんどである。

残念ながら、INFJは極めて少ない。 ゆえに、INFJの心理機能発達に沿った学校教育が用意されることはないのである。 皆さんがご存知のとおり、小学校、中学校での典型的で画一的な教育は、SJ向けなのだ。

さらに、この人間社会には、 良き心根を持つはずのINFJを苦しめる要因が無数に存在するために、 まだ幼く柔肌で敏感なうちに、心ない人々に傷つけられ、 悪質な人間関係に囚われ、悩み迷ってしまうことも少なくない。

他者の無理解、無神経、傲慢さ、野蛮さ、そして狂気などに触れ、 適切なロールモデルを見つけることができないまま、 他者を愛したいという思いは踏みにじられる。 そして、INFJの心は苦しみを感じ、穢れたと思い込み、ついには病んでしまう者もいる。

例えそうでなくても、 人と分かち合いたいはずの思いを分かち合える相手を見つけることができず、 ただ傷つくだけ傷ついた挙句、他者を避け、一人内に閉じこもるようになってしまう。

そうなると、せっかくの第二の心理機能である 外向的感情(Fe) 働きを積極的に活かす機会が失われ、 他者との温かみのあるふれあいや礼儀、社会性を学ぶのではなく、 自分と他者の間にある境界を強く意識するようになってしまうのだ。

外向的感情(Fe) の働きによって、境界を引き、一人になると何が始まるか?

内向的直観(Ni)- 内向的思考(Ti)ループである。

内面においては、冷静で理論的、厳格になる。 温かみのある感情は希薄になり、 幻想的でありながらも矛盾を排し、 意味によってつなぎ合わせようとした世界が広がるのである。

しかし、Ni-Tiループが過度に続くと、 狂気じみたものになり、それゆえにストレスフルなものなる。

INFJは、極めて直観能力が高く、他者のサインを見てその意味するところを汲み取る。 しかし、他人のちょっとしたうわさ話や手がかりとなる行動パターンを見て、 自分が裏で批判されているのではないか、悪巧みをされているのではないかと変に疑ってしまうかもしれない。

一人で考えて、不安や恐怖を増幅させ、実際にその影響をもろに受け、精神的なダメージを被ってしまうことがあるのだ。

「そんなこと、その人に聴いてみれば済むではないか。」と外向タイプは言うかもしれない。 しかし、内向性の強いINFJにとって、それは容易なことではない。 傷つき悩み、 外向的感情(Fe)による表現の機会を失ったINFJにとってはなおさらである。

それでも、一旦うちに引きこもってしまうと、Ni-Tiループによって、 現実と非現実、統合と分析の織り交ざった奇妙な循環が始まる。 そして、それを止めるのはなかなか難しい。 気がつかない内に、迷妄の坂を転げ落ちていってしまう。

このNi-Tiループから抜け出す方法を述べる前に、Ni-Tiループの特徴について話しておこう。

INFJは、外界の情報を外向的感覚(Se)によって取り込む。 すなわち、身体の感覚器官、五感を用いて物事の様子を取り込むのである。 しかし、それは第四の心理機能であるがゆえに、未分化であり、充分に楽しむことができない。 すぐに、第一の心理機能である内向的直観(Ni)に取って代わる。

内向的直観(Ni)は現実を解釈した世界観を提示する。 それは、取り入れた情報を統合した内なる世界観である。 そして、あらゆる事物の結び付きや意味を捉え、一つのシンボルへと結束させる。 そこにあるのは、もはや物質的な世界とは違う、高次の精神的な世界である。

とはいうものの、幼いうちから現実味のあるビジョンがあるわけではない。 若い内は、不完全な認識に基づいて、内面において 非現実で極めて主観的かつ閉鎖的な世界観を作り上げてしまうこともある。

一方、 内向的思考(Ti)は、得られた情報を分類、分析、理論的説明を行おうとする。 また、ちょっとしたニュアンスにこだわり厳密で一貫した理解を求めようとする。 ときに、冷酷で大胆な形で表面的なものを剥ぎとって真実を明らかにしようとするのである。

INFJにとって、 内向的直観(Ni)の働きは、かなりの精神的なエネルギーを消耗する。 そこに加えて、 内向的思考(Ti)という、かなりやっかいな心理機能の働きが入り込むのだから、 Ni-Tiループは、かなり神経をすり減らす。

内向的思考(Ti)の働きによって、 他者への配慮や人間関係の温かなつながりは遠ざかって、 理性的で理屈による理解と問題解決が当面の課題になる。

内向的直観(Ni)によって点と点を結び出来上がった像や心象風景において 欠落した一貫性を 内向的思考(Ti)によって、理性を付与しようとする。 パズルのピースをはめるように順を追って理論的に説明しようとするのである。

しかし、内なるビジョンが非現実的であったとして、 それに気がつかないまま分析と一貫性を求めた推論が始めると、手に追えない代物となる。

極端な例で言うと、例えば、茶碗が何らかの拍子に割れて砕けたとする。

この場合、INFJにとってそれは、何か不吉なことのサインであると思われるのである。 そして、この茶碗の持ち主の現在、未来を心配してしまう。

極端な例で言うと、例えば、神社で賽銭を投げてお祈りをした帰りに、鳥居を出るときに 黒猫が前を横切ったとする。

この場合、INFJにとってそれは、何か不吉なことのサインであると思われるのである。 そして、自分や周囲の人間の行く末に暗い影を投げかけているように感じる。

これらは、極端な例だであるが、挙げようとすればきりがない。

他のタイプから見れば、このようなことはナンセンスだと思うだろう。 しかし、Ni-TiループにはまりこんだINFJが、 外界をよく観察すること無く、充分に情報を捉えようとしないならば、 このような偏執妄想や自分の作り出した奇妙な世界が本物であると確信し、 そこから抜け出せなくなってしまうのである。

そして、その認識が行動の指針に影響するかもしれない。

大抵の場合、現実ではないと気がついているから、なんとかして抜けだそうともがく。 これは、INFJにとって憂鬱なことである。

INFJの内向的思考(Ti)が充分に発達しない内は、 このように、全くナンセンスな前提から推論をはじめたり、推論に飛躍があったりする。 これが、内なる象徴的世界観と相まって、極めて独特の心象風景を生み出すこととなる。

Ni-Tiループが人間関係に利用される場合、人のちょっとした仕草や声のトーンなどから、 深読みし過ぎるほど深読みし、どちらかというと良くない想像が膨らむことがある。

では、神経をすり減らしてしまうNi-Tiループから抜け出すにはどうすれば良いのか、次に考えてみよう。

 

 

INFJ Ni-Ti ループから抜け出すには 空回りへの対処法

INFJが何らかの理由で 外向的感情(Fe) を抑制せざるを得ず、自分と他人の間に線を引いて、一人閉じこもってしまうと、 Ni-Tiループに陥るということは既にお話したとおりである。

そして、このループは、充分に外界から情報を取り入れる前に始まってしまうと、 理論的飛躍を伴った自分の作り出した心象風景の世界に飲み込まれ堂々巡りすることになり、 挙句の果てに、良くない心理的ダメージを受けることになってしまう。

Ni-Tiループが内面に作り出す世界は、この世界の存在の根源を明らかにしようとするが、 人間の存在が忘れ去られた極めて冷ややかな世界になってしまうこともある。

INFJにとって、Niは重要な心理機能であり、もっともエネルギーを費やす。 そして、Ni-Tiループは悪いことばかりではない。 もし、充分に情報を取り込み、深く物事を考えようとするならば、 Ni-Tiループによる内省によって、 綿密で科学的な考察ができるであろう。 それは、本当に鋭い洞察に基づいた示唆に富む結論を導き出す。

しかし、もし空回りが生じて、偏執な確信に取り憑かれたり、 神経をすり減らして何も結論が得られず、 ストレスを感じるようになったなら、 決して内に閉じこもっていてはいけない。

では、具体的にどうすればよいだろうか?

まず、 外向的感情(Fe) を再び働かせ、温かい人間関係を取り戻す必要がある。 もしくは、美しい自然や芸術表現に触れ、心動かされると良い。 そのためには、意識して 内向的思考(Ti) を一旦中止する必要もあろう。

INFJは 外向的感情(Fe) タイプであるから、自分自身の認識や思考を情緒的な表現によって他者と共有する必要があるのだ。 何気ない会話を普通に出来る遊び相手か、それとも創作活動を通した自己表現を分かち合える相手を求める。 それは、抑えようのない精神的な欲求である。

しかし、その価値観や情緒の共有がきちんとできる相手とできない相手がいる。 また、絆は予測しなかったことが原因で失われてしまうことがある。 だから、あなたは 外向的感情(Fe) で人間関係の輪を広げるよりは、自分自身を社会から疎外して一人閉じこもってしまったのだと言うかもしれない。

確かに、INFJは、大勢の人間に囲まれていてもなお、 独りであることを強く感じることがある。 一匹狼といえばISTPの代名詞であるが、 家族に対して強い愛情と忠誠を持ちながらも、 ときに独り厳しい環境を戦い抜け、 咆哮する孤高なイメージが重なることから、 INFJの心象風景になることが多い。 狼でなくとも、犬が好きなINFJも多いようだ。

もし新しい人間関係の輪に入ってゆくならば、 必ず人の良さを見つけ好感を持つことができるようになるのではないだろうか。

INFJにとって、平和と博愛は人生のテーマとなっている。

だからこそ、決して他者との交わりを恐れることなく、 持ち前の優しさと謙虚さで良い絆を結べる相手を探し、 良好な人間関係を築きあげてゆくべきなのだ。

そうすることによって、第一の心理機能である 内向的直観(Ni)と 第二の心理機能である 外向的直観(Fe)の働きのバランスを取り戻すことができる。 Ni-Tiループで冷えきった心は、人間存在に対する畏敬の念と絆による温かみのある取って代わる。 そして、本来の健全なINFJに近づいてゆく。

しかし、これだけでは不十分だ。 なぜなら、未だ若いINFJにとって、内向的直観(Ni)の働きによって 内面に結ばれる心象風景は不完全であることがあるからだ。

そのために取るべき対処法、それは、第四の心理機能である 外向的感覚(Se)の働きに意識を傾けることである。

外向的感覚(Se)は、 身体の感覚器官、五感の働きに関連している。 そして、INFJにとってそれは希薄なものになりやすい。 だからといって無視してよいものではない。

内面における主観的な世界観が、この世界の普遍的なビジョンに近づいてゆくためには、 この 外向的感覚(Se)の働きに頼って、 ありのままの現実を見つめる必要があるのだ。

そのためには、すぐに現実から離れるのではなく、また感情に流されるのではなく、 目の前に提示された現実を具体的に細部まで何の先入観を交えること無く見つめるなければならない。

これを、純粋観察という。

例えば、毛虫を観察するとき、あなたは思わず気持ち悪いと思ってしまわないだろうか。 そして、気持ち悪いというイメージを何かの象徴や芸術表現、もしくは比喩的表現に変換しようとするかもしれない。

例えば、戦場の死体を見て、あなたは情動的に揺り動かされ、あれこれと想像するかもしれない。

何らかの拍子で茶碗が割れたとして、それは、茶碗が割れたという事実をありのままに受け取るやり方もある。

黒猫を直接不吉の象徴として結びつけるとしたら、それは黒猫にとってもいい迷惑である。 黒猫は白猫と同じ、猫としてこの宇宙に存在するものである。

ありのままに観察する時間が短いと、 その想像がどれほど現実的なビジョンと結びついているのか疑わしいものとなる。

確かに、INFJは、 内向的直観(Ni)が優勢の心理機能であるから、 無意識をある程度意識的に覗きこむことができるかもしれない。 そして、多少複雑な概念を理解することもでき、鋭い洞察力を示す。 さらには、他者に感銘を与える優れた芸術表現を行うことができる。

しかし、そのような優れた点は、知らず知らずのうちに 外向的感覚(Se)によって取り込んだ認識が下支えになっているのだ。

INFJの内なる世界観が、この宇宙の秘密の意識と一致するためには、 身体の働きによって、ありのままの姿を捉える時間を充分にとらなければならないのであるが、 それは、INFJの特徴に反するように思われるために苦労するかもしれない。

しかし、この重要性を無意識のうちに知っているためか、 体を鍛えたり、スポーツを好んだりするINFJは多いのである。 INFJの女性は、観劇を楽しんだり、料理をしたりして、 いつのまにか五感の働きを利用し、分化発達させてゆく。

外向的感覚(Se)が働くような行動を意図して取ることは、 決して、内向的直観(Ni)を抑えつけダメにしてしまうことではない。 寧ろその逆で、健全に内向的直観(Ni)を働かせるために、 外向的感覚(Se)を分化発達させることは、 欠かすことのできない過程なのである。

外向的感覚(Se)に頼ろうとするほどに、 自分が自分らしくなくなってゆくように感じると思うかもしれない。

しかし、そうではない。

INFJがINFJらしくあるために、普遍的ビジョンを自己のうちに結ぶために、 深遠なる叡智を獲得するために、先入観に意識を奪われることなく、 現実をありのままに捉える時間を引き伸ばすべきなのである。

さて、このようにして充分に現実世界の情報を得ることができれば、再び、 内向的思考(Ti)を働かせはじめよう。

きっと、以前のNi-Tiループに陥っていた頃よりもスムーズに、 深い考察が出来るようになっているはずである。 なぜなら、以前は欠けていた情報が今回はあるのだから。

そう、私たちは内界から情報を受け取るのと同じくらい、 自然が提示してくれている多様で豊かな悠久の時の中を 変化し続ける世界を自分の目で見て肌で感じることは大切なのだ。

一旦取り込んだ認識は、INFJの中で分析と統合を繰り返し、 やがて、INFJ特有の他者に感化を与える美しく核心をついた比喩表現や楽しい会話、 普遍性を持った芸術表現、もしくは生き様そのものによる表現へと昇華されてゆくのである。

だから、もし、より良い仕事をしたいと思ったら、

もし、より高次の、より普遍的なビジョンを 自分の内なる世界観と統合させたいと思ったら、

自己満足の偏狭な世界観から抜け出し、しばらくの間、外界との結び付きを求めるステップを怠ってはならないのである。

 

INFJに向いている職業、キャリア、お仕事、役割

人間、人間関係、社会、組織などについて、鋭いひらめきと洞察力を発揮することができます。 礼儀正しく振る舞い、社会や組織に溶け込みます。 世の中を、大きな視野で捉え、人間や社会がどうあるべきかきちんとした考えを持っています。

人間に対する洞察力が働き、共感能力が高く、親身になって考え、道を照らします。 性格の悩みや人間関係の悩みについて、解決法を提示し、勇気づけます。 分析能力や観察力に優れていることもあり、医療関係の職に就く者もいます。

カウンセラー
スクールカウンセラー
産業カウンセラー 産業心理士
臨床心理士
ソーシャルワーカー
精神科医
理学療法士
公衆衛生士
言語病理学者
職業相談員 職業訓練担当者
司法関係 調停人 判事 弁護士など
聖職者 宗教家 宗教教育者 僧侶 牧師など
指圧 整体 マッサージ師
内科医
外科医
歯科衛生士
医療研究者
薬学研究者

人々が順調に可能性を開花させるために環境を整え、支援します。 教育者として優れていることがあります。 協力関係を重視し、人間関係を取り持ちます。

小学校の教諭
中学校の教諭
高等学校の教諭
学校経営者
リクルーター
人事担当者
企業研修者
栄養士
栄養学者
食に関する研究者

世の中がどうあるべきか問いかけます。 不正を指摘し、世の中が良い方向へ変化するために働きかけます。 また、きちんとした意見を持っており、将来を見通して変革を促します。

政治家
大学教授 数理工系も可だが、文系の方が向いている
社会学者
政治学者
政策担当コンサルタント
環境弁護人 環境保護代理人
啓蒙家 社会活動家
革命家

感情表現豊かで、人間の持ちうる様々な感情を表現することができます。 また、美的センスに優れます。 細かいところまでよく捉えながらも、全体として均整の取れた美を追求する傾向にあります。 個性的な感性を表現しながらも、世の中に対して強く訴えかけることがあります。

芸術家
作家 小説家
ミステリー作家
テクニカルライター
編集者
アニメーター
グラフィックデザイナー
インテリアデザイナー
音楽家 演奏家 作詞家 作曲家 など
翻訳家
脚本家
映画監督
俳優

倫理、哲学、自然科学、社会科学、心理学など、抽象的なことに幅広く興味関心を抱き探求し続けます。 普遍的で客観的なことについても関心がありますが、人間の内面について一人考えに耽り、自己探究することもあります。 鋭い直観と分析能力を持ち、普遍的で客観的な概念をよく理解します。 そういった能力を発揮できることに没頭し、分野の発展に寄与します。 自己をも他者をも啓発します。

哲学者
宗教学者
科学者
心理学者
言語学者
認知科学者
神経科学者
脳科学者
環境科学者
政治学者
社会学者
経済学者
学芸員

知識を大切にし、親切に事細かな対応を行うことができます。 組織における役割を認識し、規模の大きな企業にも自然と馴染むことができるでしょう。

司書 図書館員
商談
マーケットリサーチ担当者
独立して創造性を発揮できる仕事を好みます。 芸術や科学といった、直観を活用できる分野に親近感を覚えます。 あまりにも身体を活発に動かしたり、状況変化への注意力を要する仕事は得意ではありません。

実際は、地道で現実的な手作業や肉体労働の重要性は心得ていますが、そういった仕事を本業にすることはあまりないでしょう。 しかし、もし、そのようなことを行わなければならないときは、エネルギーを消費しながらも集中はできますが、 長所であるところの、全体像を俯瞰するということができなくなってしまいます。

補足

INFJ Ni-Ti ループ

INFJは、16タイプの中で最も複雑で神秘的である。

INFJは、情熱的でありながらも冷静であり、空想的でありながらも現実的である。

INFJの意識は、この世界のあらゆる存在を見ては、分析と統合を繰り返す。

INFJの主観的な世界観は成長とともに洗練され、あるがままの宇宙と一致してゆくのである。

INFJは、他者との絆をもとめ、自然と人々との一体感を感じることができる。 相手が一人であれ、大勢であれ、その雰囲気を肌で感じる。その雰囲気を心で感じる。

それゆえに、恐ろしいまでの推理能力や読心術を身につける者も少なくない。 それは、他の人は見逃してしまうような微かなサインから気がつくことである。

気がつかなくて良いことまで気がついて、気が滅入ってしまうこともあるだろう。

それは、あまりにも現実を超越し卓越した直観能力であるために、 それを理解できない大多数の人々からは、極端に敏感で精神的、霊的であると責められることがある。

INFJの認識は、思考-感情、全体-細部の認識においてバランスの取れたものとなり、 そして、一見すると相反する特徴を持ったものの自然なる統合が起こり続けるのである。

それゆえに、不可思議に思われる統一的な意識がひたすらに成長してゆくのである。 それは、この世のものとは思えない、至上の意識とつながっている。

INFJの主観的な世界観は、成長とともに、あるがままの宇宙と一致すると書いたが、 それと同時に、現れるべき世界をも見て取るのである。

INFJは、個性的でありながら普遍的な、深遠なる内なる世界を感性に訴える形で表現する。

自分の思いは、人々の思いと重なるだろう。 その人々は、身近な人から世界中の人々まで、 いやもっと言えば全宇宙の人々の中にもあるものなのかも知れない。

しかし、INFJの多くの人々は、自分が何者なのか未だ気がついていない者が多い。 そして、もったいないことに、その他大勢の人たちと同じように生き、死んでいってしまう。

INFJ 諸君!

数多の人生を繰り返し老成した、選ばれし魂たちよ!!

目を覚ませ!!!

俗世間の卑しい価値観に染まることなく、ひたすらに真実を追求せよ!!!!

自己を表現せよ!!!!!

貴方自身の人生で、内なる理想を表現せよ!!!!!!

そうすることによって、暗い道を照らし人々を導け!!!!!!!

大勢の人々は、本当は何処から来て何処へゆくべきか知らず、 飼い慣らされて安心するか、右も左も分からず右往左往するのみである。 INFJよ、自ら精神の進化を促し、人々を導くのだ。

他のタイプには悪いが、 INFJのバランスの取れた意識とポテンシャルをいくら強調してもしたりないぐらいである。 INFJは、大きな影響力を持ち得る。 それはいかなる手段によってか? 芸術家としてか、作家としてか、カンセラーとしてか、 ソーシャルワーカーとしてか、ジャーナリストとしてか、 俳優としてか、政治家としてか、哲学者としてか、 社会活動家としてか、建築家としてか、科学者としてか。

はたまた、現代に蘇りしシャーマンとしてか !?

選ばれし魂 INFJ と言える理由は多くある。 まず、このように全体的なバランスが取れており、 無意識の働きをある程度意識できる。 人類総体の無意識を覗き込めるチャンスが豊富なのは、 INFJにおいて他にはない。

ENTJが現実社会における百獣の王たりえるというならば、 INFJは、精神世界の深淵を覗き込み、道を照らす、人類のカウンセラーとなりえるだろう。

控えめで謙虚なINFJのことだから、そんなことを言われても、「いえいえ、そんな、めっそうもない、私はただのヘタレですよ。」 と答えるかもしれない。しかし、INFJ諸君!!!!!!!! 自信を持って欲しい。

本来、そんな能力を持ちうるINFJであるが、 現社会では適切な教育が為されていないために、 INFJの精神や能力を伸ばし発揮する場が与えられず、 宝の持ち腐れになってしまう場合がほとんどである。

残念ながら、INFJは極めて少ない。 ゆえに、INFJの心理機能発達に沿った学校教育が用意されることはないのである。 皆さんがご存知のとおり、小学校、中学校での典型的で画一的な教育は、SJ向けなのだ。

さらに、この人間社会には、 良き心根を持つはずのINFJを苦しめる要因が無数に存在するために、 まだ幼く柔肌で敏感なうちに、心ない人々に傷つけられ、 悪質な人間関係に囚われ、悩み迷ってしまうことも少なくない。

他者の無理解、無神経、傲慢さ、野蛮さ、そして狂気などに触れ、 適切なロールモデルを見つけることができないまま、 他者を愛したいという思いは踏みにじられる。 そして、INFJの心は苦しみを感じ、穢れたと思い込み、ついには病んでしまう者もいる。

例えそうでなくても、 人と分かち合いたいはずの思いを分かち合える相手を見つけることができず、 ただ傷つくだけ傷ついた挙句、他者を避け、一人内に閉じこもるようになってしまう。

そうなると、せっかくの第二の心理機能である 外向的感情(Fe) 働きを積極的に活かす機会が失われ、 他者との温かみのあるふれあいや礼儀、社会性を学ぶのではなく、 自分と他者の間にある境界を強く意識するようになってしまうのだ。

外向的感情(Fe) の働きによって、境界を引き、一人になると何が始まるか?

内向的直観(Ni)- 内向的思考(Ti)ループである。

INFJ Ni-Ti Loop

内面においては、冷静で理論的、厳格になる。 温かみのある感情は希薄になり、 幻想的でありながらも矛盾を排し、 意味によってつなぎ合わせようとした世界が広がるのである。

しかし、Ni-Tiループが過度に続くと、 狂気じみたものになり、それゆえにストレスフルなものなる。

INFJは、極めて直観能力が高く、他者のサインを見てその意味するところを汲み取る。 しかし、他人のちょっとしたうわさ話や手がかりとなる行動パターンを見て、 自分が裏で批判されているのではないか、悪巧みをされているのではないかと変に疑ってしまうかもしれない。

一人で考えて、不安や恐怖を増幅させ、実際にその影響をもろに受け、精神的なダメージを被ってしまうことがあるのだ。

「そんなこと、その人に聴いてみれば済むではないか。」と外向タイプは言うかもしれない。 しかし、内向性の強いINFJにとって、それは容易なことではない。 傷つき悩み、 外向的感情(Fe)による表現の機会を失ったINFJにとってはなおさらである。

それでも、一旦うちに引きこもってしまうと、Ni-Tiループによって、 現実と非現実、統合と分析の織り交ざった奇妙な循環が始まる。 そして、それを止めるのはなかなか難しい。 気がつかない内に、迷妄の坂を転げ落ちていってしまう。

このNi-Tiループから抜け出す方法を述べる前に、Ni-Tiループの特徴について話しておこう。

INFJは、外界の情報を外向的感覚(Se)によって取り込む。 すなわち、身体の感覚器官、五感を用いて物事の様子を取り込むのである。 しかし、それは第四の心理機能であるがゆえに、未分化であり、充分に楽しむことができない。 すぐに、第一の心理機能である内向的直観(Ni)に取って代わる。

内向的直観(Ni)は現実を解釈した世界観を提示する。 それは、取り入れた情報を統合した内なる世界観である。 そして、あらゆる事物の結び付きや意味を捉え、一つのシンボルへと結束させる。 そこにあるのは、もはや物質的な世界とは違う、高次の精神的な世界である。

とはいうものの、幼いうちから現実味のあるビジョンがあるわけではない。 若い内は、不完全な認識に基づいて、内面において 非現実で極めて主観的かつ閉鎖的な世界観を作り上げてしまうこともある。

一方、 内向的思考(Ti)は、得られた情報を分類、分析、理論的説明を行おうとする。 また、ちょっとしたニュアンスにこだわり厳密で一貫した理解を求めようとする。 ときに、冷酷で大胆な形で表面的なものを剥ぎとって真実を明らかにしようとするのである。

INFJにとって、 内向的直観(Ni)の働きは、かなりの精神的なエネルギーを消耗する。 そこに加えて、 内向的思考(Ti)という、かなりやっかいな心理機能の働きが入り込むのだから、 Ni-Tiループは、かなり神経をすり減らす。

内向的思考(Ti)の働きによって、 他者への配慮や人間関係の温かなつながりは遠ざかって、 理性的で理屈による理解と問題解決が当面の課題になる。

内向的直観(Ni)によって点と点を結び出来上がった像や心象風景において 欠落した一貫性を 内向的思考(Ti)によって、理性を付与しようとする。 パズルのピースをはめるように順を追って理論的に説明しようとするのである。

しかし、内なるビジョンが非現実的であったとして、 それに気がつかないまま分析と一貫性を求めた推論が始めると、手に追えない代物となる。

極端な例で言うと、例えば、茶碗が何らかの拍子に割れて砕けたとする。

この場合、INFJにとってそれは、何か不吉なことのサインであると思われるのである。 そして、この茶碗の持ち主の現在、未来を心配してしまう。

極端な例で言うと、例えば、神社で賽銭を投げてお祈りをした帰りに、鳥居を出るときに 黒猫が前を横切ったとする。

この場合、INFJにとってそれは、何か不吉なことのサインであると思われるのである。 そして、自分や周囲の人間の行く末に暗い影を投げかけているように感じる。

これらは、極端な例だであるが、挙げようとすればきりがない。

他のタイプから見れば、このようなことはナンセンスだと思うだろう。 しかし、Ni-TiループにはまりこんだINFJが、 外界をよく観察すること無く、充分に情報を捉えようとしないならば、 このような偏執妄想や自分の作り出した奇妙な世界が本物であると確信し、 そこから抜け出せなくなってしまうのである。

そして、その認識が行動の指針に影響するかもしれない。

大抵の場合、現実ではないと気がついているから、なんとかして抜けだそうともがく。 これは、INFJにとって憂鬱なことである。

INFJの内向的思考(Ti)が充分に発達しない内は、 このように、全くナンセンスな前提から推論をはじめたり、推論に飛躍があったりする。 これが、内なる象徴的世界観と相まって、極めて独特の心象風景を生み出すこととなる。

Ni-Tiループが人間関係に利用される場合、人のちょっとした仕草や声のトーンなどから、 深読みし過ぎるほど深読みし、どちらかというと良くない想像が膨らむことがある。

では、神経をすり減らしてしまうNi-Tiループから抜け出すにはどうすれば良いのか、次に考えてみよう。

INFJ Ni-Ti ループから抜け出すには 空回りへの対処法

INFJが何らかの理由で 外向的感情(Fe) を抑制せざるを得ず、自分と他人の間に線を引いて、一人閉じこもってしまうと、 Ni-Tiループに陥るということは既にお話したとおりである。

そして、このループは、充分に外界から情報を取り入れる前に始まってしまうと、 理論的飛躍を伴った自分の作り出した心象風景の世界に飲み込まれ堂々巡りすることになり、 挙句の果てに、良くない心理的ダメージを受けることになってしまう。

Ni-Tiループが内面に作り出す世界は、この世界の存在の根源を明らかにしようとするが、 人間の存在が忘れ去られた極めて冷ややかな世界になってしまうこともある。

INFJにとって、Niは重要な心理機能であり、もっともエネルギーを費やす。 そして、Ni-Tiループは悪いことばかりではない。 もし、充分に情報を取り込み、深く物事を考えようとするならば、 Ni-Tiループによる内省によって、 綿密で科学的な考察ができるであろう。 それは、本当に鋭い洞察に基づいた示唆に富む結論を導き出す。

しかし、もし空回りが生じて、偏執な確信に取り憑かれたり、 神経をすり減らして何も結論が得られず、 ストレスを感じるようになったなら、 決して内に閉じこもっていてはいけない。

では、具体的にどうすればよいだろうか?

まず、 外向的感情(Fe) を再び働かせ、温かい人間関係を取り戻す必要がある。 もしくは、美しい自然や芸術表現に触れ、心動かされると良い。 そのためには、意識して 内向的思考(Ti) を一旦中止する必要もあろう。

INFJは 外向的感情(Fe) タイプであるから、自分自身の認識や思考を情緒的な表現によって他者と共有する必要があるのだ。 何気ない会話を普通に出来る遊び相手か、それとも創作活動を通した自己表現を分かち合える相手を求める。 それは、抑えようのない精神的な欲求である。

しかし、その価値観や情緒の共有がきちんとできる相手とできない相手がいる。 また、絆は予測しなかったことが原因で失われてしまうことがある。 だから、あなたは 外向的感情(Fe) で人間関係の輪を広げるよりは、自分自身を社会から疎外して一人閉じこもってしまったのだと言うかもしれない。

確かに、INFJは、大勢の人間に囲まれていてもなお、 独りであることを強く感じることがある。 一匹狼といえばISTPの代名詞であるが、 家族に対して強い愛情と忠誠を持ちながらも、 ときに独り厳しい環境を戦い抜け、 咆哮する孤高なイメージが重なることから、 INFJの心象風景になることが多い。 狼でなくとも、犬が好きなINFJも多いようだ。

もし新しい人間関係の輪に入ってゆくならば、 必ず人の良さを見つけ好感を持つことができるようになるのではないだろうか。

INFJにとって、平和と博愛は人生のテーマとなっている。

だからこそ、決して他者との交わりを恐れることなく、 持ち前の優しさと謙虚さで良い絆を結べる相手を探し、 良好な人間関係を築きあげてゆくべきなのだ。

そうすることによって、第一の心理機能である 内向的直観(Ni)と 第二の心理機能である 外向的直観(Fe)の働きのバランスを取り戻すことができる。 Ni-Tiループで冷えきった心は、人間存在に対する畏敬の念と絆による温かみのある取って代わる。 そして、本来の健全なINFJに近づいてゆく。

しかし、これだけでは不十分だ。 なぜなら、未だ若いINFJにとって、 内向的直観(Ni)の働きによって 内面に結ばれる心象風景は不完全であることがあるからだ。

そのために取るべき対処法、それは、第四の心理機能である 外向的感覚(Se)の働きに意識を傾けることである。

外向的感覚(Se)は、 身体の感覚器官、五感の働きに関連している。 そして、INFJにとってそれは希薄なものになりやすい。 だからといって無視してよいものではない。

内面における主観的な世界観が、この世界の普遍的なビジョンに近づいてゆくためには、 この 外向的感覚(Se)の働きに頼って、 ありのままの現実を見つめる必要があるのだ。

そのためには、すぐに現実から離れるのではなく、また感情に流されるのではなく、 目の前に提示された現実を具体的に細部まで何の先入観を交えること無く見つめるなければならない。

これを、純粋観察という。

例えば、毛虫を観察するとき、あなたは思わず気持ち悪いと思ってしまわないだろうか。 そして、気持ち悪いというイメージを何かの象徴や芸術表現、もしくは比喩的表現に変換しようとするかもしれない。

例えば、戦場の死体を見て、あなたは情動的に揺り動かされ、あれこれと想像するかもしれない。

何らかの拍子で茶碗が割れたとして、それは、茶碗が割れたという事実をありのままに受け取るやり方もある。

黒猫を直接不吉の象徴として結びつけるとしたら、それは黒猫にとってもいい迷惑である。 黒猫は白猫と同じ、猫としてこの宇宙に存在するものである。

ありのままに観察する時間が短いと、 その想像がどれほど現実的なビジョンと結びついているのか疑わしいものとなる。

確かに、INFJは、 内向的直観(Ni)が優勢の心理機能であるから、 無意識をある程度意識的に覗きこむことができるかもしれない。 そして、多少複雑な概念を理解することもでき、鋭い洞察力を示す。 さらには、他者に感銘を与える優れた芸術表現を行うことができる。

しかし、そのような優れた点は、知らず知らずのうちに 外向的感覚(Se)によって取り込んだ認識が下支えになっているのだ。

INFJの内なる世界観が、この宇宙の秘密の意識と一致するためには、 身体の働きによって、ありのままの姿を捉える時間を充分にとらなければならないのであるが、 それは、INFJの特徴に反するように思われるために苦労するかもしれない。

しかし、この重要性を無意識のうちに知っているためか、 体を鍛えたり、スポーツを好んだりするINFJは多いのである。 INFJの女性は、観劇を楽しんだり、料理をしたりして、 いつのまにか五感の働きを利用し、分化発達させてゆく。

外向的感覚(Se)が働くような行動を意図して取ることは、 決して、 内向的直観(Ni)を抑えつけダメにしてしまうことではない。 寧ろその逆で、健全に内向的直観(Ni)を働かせるために、 外向的感覚(Se)を分化発達させることは、 欠かすことのできない過程なのである。

外向的感覚(Se)に頼ろうとするほどに、 自分が自分らしくなくなってゆくように感じると思うかもしれない。

しかし、そうではない。

INFJがINFJらしくあるために、普遍的ビジョンを自己のうちに結ぶために、 深遠なる叡智を獲得するために、先入観に意識を奪われることなく、 現実をありのままに捉える時間を引き伸ばすべきなのである。

さて、このようにして充分に現実世界の情報を得ることができれば、再び、 内向的思考(Ti)を働かせはじめよう。

きっと、以前のNi-Tiループに陥っていた頃よりもスムーズに、 深い考察が出来るようになっているはずである。 なぜなら、以前は欠けていた情報が今回はあるのだから。

そう、私たちは内界から情報を受け取るのと同じくらい、 自然が提示してくれている多様で豊かな悠久の時の中を 変化し続ける世界を自分の目で見て肌で感じることは大切なのだ。

一旦取り込んだ認識は、INFJの中で分析と統合を繰り返し、 やがて、INFJ特有の他者に感化を与える美しく核心をついた比喩表現や楽しい会話、 普遍性を持った芸術表現、もしくは生き様そのものによる表現へと昇華されてゆくのである。

だから、もし、より良い仕事をしたいと思ったら、

もし、より高次の、より普遍的なビジョンを 自分の内なる世界観と統合させたいと思ったら、

自己満足の偏狭な世界観から抜け出し、しばらくの間、外界との結び付きを求めるステップを怠ってはならないのである。

INFJ型” へのコメントが 2 点あります

  1. 自分が誰だかわからなくなり苦しくて相談したらカウンセラーの先生にMBTIを進めてもらいました
    診断してもらったらinfjでした。
    当てはまることが多く自分のことが知れたような気がして満足な結果を得られました。

  2. 最近MBTIを知りました。いくつかのサイトによる診断からも、その解説からも、自分はINFJだと思いました。ごく小さな頃から自分の中に何かゆるぎない直感的な自信を感じていましたが、誰にも理解されないものなので、その自信が傲慢や思い上がりではないかと思ってしまうループを行ったり来たりしていました。この文章によって初めて、他者の言葉で自分のことをこれ以上ないくらい正確に解説してもらい、激励の言葉までいただいて、涙がにじみました。
    このすばらしい記事をここに掲載していただいて本当にありがとうございます。
    INFP型の記事についても、身近にそのタイプと思われる人がいるので、非常に役に立ちました。MBTIについてもっと知りたいと思っていますので、他のタイプの記事も期待しております。

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