嫌な時に嫌だとはっきりという、まさにこれは私が苦手とするところです。
相手に何かお願いされたときに心の中で反射的に !それは嫌だ!と心臓から脳天にかけて電撃が走るような拒絶反応が体内で起きます。瞬間的にこれは嫌なんだと心が反応します。
しかし、私は一切、それを表に出さず、いやむしろ隠すように、相手に悟られないように、と表情を取り繕い(厳密には表情の歪みをより平常な状態に戻すために顔の筋肉を緩ませようとするイメージです)、能面を被った役者になります。
能面は仏頂面もしくはにこやかな恵比須顔でありながら、その下の本当の顔は、強張って脂汗を垂らしながら、まるで勇壮な武士が切腹に耐えるような面持ちで瘦せ我慢をする、そんな苦悶を心の中で禁じ得ないのです。
そして結果としてどうなるかといえば、
人々は、その能面の方を見入っては、まぁ何でも聞いてくれる優しい人ね、と器量の大きさを褒める者もあれば、ずる賢くこの本質を見抜いて利用しようとする者もあるのです。
いずれにしても、こちらは全力でその本心をカムフラージュしていますから、相手に確信をもって見抜かれることはないようです。そのために、結果として、、
これは寂しいことなのでしょうか、
何を考えているかよく分からない人とされ、敬遠されるようです。
だから、本当は本心を相手に伝えられるようになるのがいいのでしょう。
でも私にとってそれはまるで、証拠不十分な被告人に対して死刑を宣告するような残忍さを自らに強要する罪悪感が拭えません。
結論、このまま生きるのが、もしかすると一番楽なのかもしれないとそう思う自分がいます。
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